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■シャトーでワインづくりを見学 (2001年6月5日(火))
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フロンザック(Fronsac)にあるシャトー・ド・ラ・リヴィエールにお邪魔して、ワイン作りの見学をしました。(http://www.chateau-de-la-riviere.com)
お城の入り口です。薔薇がきれいに咲いていました。フランス国旗、お城の旗と並んで、私たちが訪問するからか、日の丸も揚げられていました。
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フロンザックは、それぞれ約10km離れたサンテミリオンやポムロールほど名高くありませんが、それらに次ぐワイン産地で、同様の粘土石灰質の土壌をしています。ドルドーニュ河の流域、ドルドーニュの谷と呼ばれる地域にあたり、河に近いほど地質は砂利まじりになります。
このシャトーの面積は62ha(葡萄畑は59ha、なおフロンザック全体の葡萄畑の面積は約1000ha)、葡萄の平均樹齢は35年(古いものは80-100年)。葡萄の種類はメルロー(78%)、カベルネソーヴィニオン(12%)、カベルネフラン(8%)、マルベック(2%)。白ワインは作っていません。
なお、ワインのアドバイザは空飛ぶワインコンサルタント、かのミシェル・ローラン(忙しいので、飛行機で飛びまわっている、シンデレラワインを多く生み出しているアドバイザ。メルローを作るのは世界一と言われています))だそうです。
お城の紹介文を引用してみます。
リブールヌの西に位置するシャトー・ド・ラ・リヴィエールは曲がりくねったドルドーニュ河を見下ろしています。
1560年頃、シャルルマーニュ大帝の城塞跡地に、ガストン・ド・リールが壮大な領主館を建てました。19世紀にヴィオレ・ル・デュク(カルカッソンヌの城壁の建築家)により改修が行われています。
驚くほど大きな石切場跡の丘のわき腹に広がるこのぶどう園は、理想的な立地条件のもと、伝統的な醸造方法と新樽での熟成により、豊かな色調の、赤系果実とバニラの香りを備え、芳醇で力強く、後口の長いワインを生み出しています。
入り口からかなりの時間をかけて森や葡萄畑を抜けて行くと、お城の建物です。
左から、お城へ入るところ、お城を中庭側から見たところ、お城の中庭から葡萄畑を見下ろしたところ。
ワイン作りについて見せていただきました。
大きな倉庫のような建物に入る(左の写真)と、ステンレスや木製の大きな樽がいくつも並んでいます(右の2枚)。葡萄は、その熟成の度合いが違うことから、品種・年代・採れた土地別にキューブに入れます。手摘みの葡萄を、機械で粒だけとりだし、薄くつぶし、(左から2枚目の足組みの上から、ベルトコンベアで、キューブの上の口から)キューブに入れます。(葡萄を扱う機械は、今はシーズンではないので解体されていますが、左から2枚目の写真の正面に見えます)
アルコール発酵させた後、葡萄は樽の中に3-4週間置かれます。(期間は、味見で決められます) その間、汁(ジュース)が下へ、皮や種(シャッポと呼ぶそうです)が上に浮きますが、皮の中に色を生み出す色素、アントシアニンが含まれているので、始めは1日に数回、後には回数を減らして、混ぜるそうです。
シャッポにはまだ20%くらいエキスが残っているので、大きな漏斗のような機械で絞ります(左の写真)。この液は蒸留され、ポルトガルへ輸出され、ポルトの原料となるそうです。
キューブの中は、発酵を止めないよう、30度に保たれています。ステンレス製のキューブは、周りをお湯が周るようにしてあり、木製の樽では、「蛇」と呼ばれる保温装置(ここをお湯がとおる)がキューブの中にあります。(中央の写真は温度等の制御盤、右が「蛇」の写真)
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別の建物でのワイン作りの様子です。左はずらっと並んだセメント製のキューブ、右がその中の温度調節の「蛇」の写真。
左の写真で、左の背広姿がオーナーのペノー(Peneau)さん、腕組をしている人が葡萄の責任者の方です。
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葡萄の摘み取りは3週間程度、うち15日くらいが中心だそうです。このシャトーの常勤の仕事人は20人程度だそうですが、摘み取りの時期には50人程度季節労働者を雇うそうです。昔は外国人を雇っていましたが、今は地元の人や学生を雇うことが多いそうです。
そんなお話を聞きながら、元は穴蔵だった所を利用したカーブへ連れていっていただきました。湿気が多く、温度が10-13度と低く安定しているので、カーブにはうってつけとのお話でした。
写真、左から、カーブの入り口です。中へ入ると、天井は低いもののなかなか広い空間が広がっています。
右の2枚、熟成中のワインが入った木樽がずらーっと並んでいます。樫の木製。アメリカのものも試しているが、フランス産がいいように思うとのこと。木を選んで2年間乾燥させ、その後樽にします。樽造りも地元の人だそうです。
約1000樽あるうち、毎年350樽は新しくするそうです。1樽に3500FF(約6万円)にかかるそうなので、樽代だけで年間2000万円のお金が必要なことになります・・・う〜ん、ワインというのはなかなかのビジネスなんですね。
写真、左から、木樽には中のワインの説明が張ってあります。(この2000年産は10年に一度くらいの、とてもいい出来とのこと。すでに日本のI百貨店が売約済み。)
樽の状態で1年置くそうです。3ヶ月ごとに出して、おりを取り、中を焼くそうです。火をつけることで、煙の殺菌効果を利用するそうです。
カーブの中には、びんもたくさん保管されています。湿気を防ぐため、びんの口は二重にプラスチックでカバーされています。
最後に、シャトー・ド・ラ・リヴィエールのワイン(赤ワインは97年の完成品と2000年の試作品、99年のクラレット)の試飲させていただき、希望者はワインやワイングッズを買い物しました。
その後、葡萄畑を少し歩いてみました。木はあまり高くありません。(左2枚と右2枚は種類の違う葡萄なのですが、名称がわからなくなってしまいました <(__)>)
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■お昼はLibourneで
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お昼は、LibourneのLe Bistrot Chanzyというレストランでいただきました。こじんまりとした、なかなか感じのいいお店でした。
右は最後に出たコーヒーカップですが、私のはコーヒー豆の柄、他の方はいろいろな野菜や写真の柄など、フランスらしいお洒落なデザインが素敵でした。(メーカー名は忘れてしまいました。残念)
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ツアーメンバーの中におられたソムリエの方が、ワインを選んでくださったのですが、白も赤もよかったです。(白はChateau Bonnet の96、お店では126FF、美味しかったので買って帰ることにしました:60FF。それにしても、ポムロールの95年がお店で170FF=3000円弱で飲めるなんて、地元ならではの贅沢です^-^)
サラダは、レタスの上に、パートフィロー(春巻きの皮を揚げた感じ)の中にシェ-ブルチーズ。メインは、たっぷりしたステーキに豆の付け合わせでした。
下段はデザートのラインナップです。この4種類から選ぶことが出来ました(左からタルトショコラ、オレンジのソルベ、カシスのソルベ)。私は右のクリーム・ブリュレを選択。
■ビアリッツに到着 夕食をhotel de Parais で
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昼食後、バスで、ビアリッツへと向かいました。Hotel Plazaで2泊します。
ビアリッツ海辺の保養地として名高い所です。海辺は、散策を楽しむ人や、(少し寒そうに見えたけれど)マリンスポーツを楽しむ人でにぎわっていました。
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朝食はビュッフェ(量は自分で加減できる)、昼食がたっぷりの毎日なので、たいていの日の夕食はパスしていました。ただ、ビアリッツでは、オテル・デュ・パレのダイニングで夕食に出かけました。予約は8時。一緒に出かけた方は、皆さんお洒落されていました。着物を着られた方もおられ、びっくり^-^です。
ホテルの入り口付近です。なかなかゴージャスな造りに、期待も高まります。
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お料理は、アラカルトではなく、コースで頼みました。それにしても、フランス語がまったく読めないと、不便です・・・(英語も併記してくれるといいのに・・・と、勝手な言い分ですが、思ってしまいます)
タラソテラピーでも有名な地だからか、健康メニューというのもあり(カロリー控えめなのかな?)、そこから選択することにしました。
まずは、白アスパラのトマトソース。うっかりしていて写真がありません。爽やかなアスパラ、色合いのとてもきれいなお料理でした。
メインは鴨のかぶらソース。とても美味しかったです! 鴨は好きですが、多くの場合オレンジとあわせることが多く、その味に少し飽きている部分もあったのですが、鴨肉自身もとても味が良かったし、ソースもあっさりしていてしかも持ち味の出た、主張のある味でした。
続いて、チーズ。大きなケースから好きなものを選びます。もちろんシェ-ブルチーズも美味しかったのですが、久方ぶりに食べたウォッシュ、エポワスが美味しかったのが記憶に残っています。
後は各自の選んだデザート(私は、左から2枚目の焼き林檎を選択)、プチフールとコーヒーか紅茶です。クレープシュゼットを頼むと、左の写真のように、テーブルのそばで作ってくれます。
というわけで、海が暮れなずんでいくのを見ながら、美味しいものを、素敵なサービスのもとで堪能することができました。得がたい体験でした。
この夕食へ出かけることを提案してくださったYさん、お昼に続いてお料理にマッチした的確な美味しいワインを選んでくださったJさん、素敵なロゼのシャンパンを差入れてくださったお二人のOさん、どうもありがとうございました。
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