淡墨桜を訪ねて

2004 4/8(木)

桜三昧〜淡墨桜(根尾)・谷汲山・霞間ヶ渓〜のバスツアーに参加してきました


 花は大好きです。日本は四季がはっきりしていますから、四季それぞれ、折々の花を楽しむことが出来ます。どの花もひとつひとつ捨てがたい個性・魅力を持っていますが、その中に、毎年とりわけ楽しみに待ってしまう特別な花がいくつかあります。中でも、桜は格別です。春が近づくと、心がはずんできて、花の咲くのを今か今かと待ちこがれてしまう、そんな花です。

 桜には、全国各地に有名な銘木があります。中でも、根尾の淡墨桜は樹齢1500年になるという名桜で、前から一度見てみたいとずっと思っていました。
 昨年度末大きな仕事がひとつ片づいたので、思い切って休みを取り、大阪から桜どころを廻るバスツアーに参加することにしました。訪れるのは、いずれも岐阜県下の

  • 根尾の淡墨桜
  • 谷汲山・華厳寺(西国三十三ヶ所結願の霊場。約1kmの参道が桜のトンネルに)
  • 霞間ヶ渓(80種1万本の桜が咲く名勝)
一日かけてのバスツアーです(梅田の場合、8時出発、20時前に解散となりました)。

 滅多にないことですから(おそらく、淡墨桜を見れるのは始めてで同時に最後となることでしょう)、いつのツアーにするか、とても迷いました。参考にしたのはこちら、根尾のある本巣市役所HPの開花情報。これをにらんでいつ頃が見頃か、一生懸命考えました。本当は5日にするつもりだったのですが、休みの都合でやむなく8日に。でも、結果的には、4月に入っての寒波で開花が数日遅れたので、4/8はまさに満開、見頃の状態となりました。しかも前日の雨が嘘のような好天。とても運が良かったです。
 今回、一緒に旅したのは、サマーぬいぐるみのふたれ。満開の桜を一緒に楽しんできました。

 写真の腕に難がありますが、桜を満喫した一日をご覧下さい。なお、写真はすべてクリックすると大きくなります。


■根尾の淡墨桜

 上段:まずは正面から、
 下段:(←)左側から(奧にも別の桜があります)、(→)右側から の淡墨桜

 ここでお昼ご飯(岐阜名物の釜飯弁当)にしました。淡墨桜以外にもたくさん桜の木があって、皆、三々五々座ってお弁当にされています。雨の翌日だからか、遠くに、まだ雪をいだいた山々まで見ることができました。

せっかくの機会なので、たれちゃんも、淡墨桜と一緒に記念撮影。


■谷汲山・華厳寺 参道の桜のトンネル

 華厳寺は、西国三十三ヶ所の最後、結願のお寺です。朱印を集めておられる人も多いでしょう。 その参道、華厳寺の入り口(下段右)までの約1km、ずーっっと桜のトンネルになっています。 満開の桜が続いて、まさに圧巻でした。

たれちゃんも、あちらこちらで記念撮影。

ちょっとおまけ:
 ←土産物屋さんでひときわ目を引いた巨大な麩
  (桜と黒糖がありました)。
 →参道横の小道でとても綺麗だったしだれ桜。


■霞間ヶ渓

 霞間ヶ渓(かまがたに)は、国の名勝・天然記念物、そして全国サクラ100選に指定されています。 江戸時代から桜の名所として知られており、ヤマザクラの自生地、それ以外にもソメイヨシノ、しだれ桜などさまざまな種類の桜が約3,000本群生しています。春に桜の花の咲く様子を遠くから見ると、山に薄桃色の霞 がかかったように見えるところから、霞間ヶ渓と呼ばれるようになったそうです。

 お茶畑が広がる上、山の麓に霞間ヶ渓が広がっています。
 残念ながら、桜は少し散り始めの状態。

夕暮れの柔らかなお日様に照らされて、桜の木が、山が、いろいろな色にけぶったように見えます。まさに、春の山。

※3枚の写真を合わせてパノラマ加工しましたが、光の具合がおかしいです <(__)>  記憶
 しているのと比べると、右側がいちばん本当の色合いや光線の具合に近いんじゃないかな。


 穏やかな春の日、桜を満喫した一日でした。素晴らしかった。
  今年の桜はいずれ散りますが、また、来年どんな花と出逢えるのか、楽しみです。