鹿児島へ行ってきました
2004 3/28(日)〜30(火)
桜に始まり 桜に終わる 2泊3日南国の旅
九州に始めていったのは、中学3年生の時。修学旅行で、博多(福岡)、佐賀を抜けて長崎へ、阿蘇山(熊本・大分)に別府温泉(大分)と九州の北半分をぐるっとまわりました。でも、その後も、南の宮崎や鹿児島を訪れる機会はなかなかありませんでした。 今回、はじめて鹿児島を、宮崎県境近くまで、旅することができました。 本当は2月にゆっくり温泉にと考えていたのですが、仕事の都合で予定が延びに延び、とうとう3月下旬の旅となってしまいました。でも、その分、桜もちょっぴり楽しめて、のんびり楽しい旅をすることができました。
※枠線のある写真はクリックすると大きくなります。
今回、一緒に旅したのは、リュックを背負った小さなたれくんと、ぬいぐるみ・空の旅のパラシュートを背負ったふたれ。
鹿児島と言えば、何と言っても、桜島。桜島を背景に撮った記念写真です。
桜島の写真はこちらにも。
□宮崎県境近くにも、足をのばしました。
■霧島・アートの森美術館
鹿児島空港は、市内からかなり(北側に、内陸へ)離れたところにあります。そのまま北東へ進むと、1時間ほどで宮崎県境の霧島山渓へと出ます。
霧島・アートの森美術館の様子です。構内にも、美術館へ向かう道々にもさまざまな現代美術が飾られていました。
■高千穂牧場
霧島山麓に広がる高千穂牧場にも行ってみました。動物とふれあえたりいろいろ体験できたりの人気スポットです。春休みと言うこともあって家族連れの人がたくさん、駐車場は鹿児島ナンバー、宮崎ナンバー両方の車でいっぱいでした。広々とした牧場が、雄大な霧島山の麓に広がっています。
□鹿児島市内あちらこちら
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鹿児島と言えば、西郷さん。鶴丸城跡近くにある銅像。上野の西郷さんと違ってびしっと軍服を着ています。
道を挟んで手前にいる犬の彫刻は、西郷さんを待って(いるよう作られて)います。
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■つばめ号に乗ってみました
一方、大久保利通公の銅像は鹿児島駅近くにあります。スーツ(燕尾服?)姿、バスの中から見ただけなので、写真は残念ながらありません。
3/13のつばめ開通に合わせ、新しくできた鹿児島中央駅です。つばめ号ののぼりが鮮やか。 |
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地下通路の壁です。外国からのお客さんも意識したのか、凝った和風デザインのタイルが使われています。(右はタイルのアップ)
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せっかくの機会なので、つばめ号に一駅だけ乗ってみました。
まずは、たれちゃんと記念撮影。うーん、動いている列車を撮るのは難しい・・・・・3枚目の写真、一応(走り去る)つばめ号の頭部分を撮っているのですが・・・
列車の内装です。何とも豪華です。木目調、シックな(すぎるくらいの)色合いの内装。車内放送は、日本語・英語に加え、韓国語・中国語も行われていました。
2枚目:車両内の通路とドア、3枚目:デッキ部分(洗面所の自動ドア)、4枚目:このカーテンの向こうには・・・電話室があります。 しかし、いらん心配ですが、平日の昼間とは言え春休み期間中だったんだけど、一両にお客さん5人って、大丈夫なんかしらん?
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川内(せんだい)駅構内にあった大綱引きの展示。たれちゃん、芥子粒みたいにしか見えません ^^;;
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■島津家別邸 仙巌園
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島津家ゆかりの仙巌園(磯庭園)を訪ねました。
入り口には大きな蘇鉄が! 異国情緒豊かな取り合わせにびっくりしていたら、鹿児島ではたとえば校門には必ず蘇鉄があるというくらい普通の光景だそうで・・・うーん、さすがは南国と感心。
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別邸の中(残念ながら撮影禁止)を拝見した後、お庭を散策しました。
手入れの行き届いた落ち着いたお庭でした。でも、たとえば京都のお庭などと比べると、借景の山々のスケールが大きな分とても雄大です。江戸時代も外国貿易をしていたことから、また、さすがは外様大名の雄、新機軸・斬新さが感じられるお庭でした(右の写真、灯籠はガスライトの形をかたどっています)。
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お庭には、今でも使用可能な道具(左は、水を利用した杵付き機)がいろいろ。
お花もたくさん咲いていました(→芍薬)。
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たれちゃんも一緒に記念撮影。(左から日本タンポポ、エンドウ、レンギョウ)
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おみやげも買いました。左は薩摩糸びな、右は鯛車。素朴で、しかもとても技術的にもデザイン的にも水準の高い民芸品が多かったです。
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薩摩糸びな:江戸初期から作られたらしい。顔と髪が麻糸で出来ているのが特徴(麻は強いので、生まれた子供が丈夫に育つようにと考えられて)。1本の竹の棒で背骨そして首(襟から出た部分は顔)を形作っている。
鯛車:鹿児島神宮に伝わる郷土玩具。山幸彦が海神の宮を訪れ、鯛ののどから釣り針を取りもどすという海幸・山幸伝説に基づいている。
■南国の風景、いろいろ
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蘇鉄に棕櫚(シュロ)、こういう風景を見ると、つくづく南国だなあと思います。
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特に、右の夕暮れの写真、ロスアンジェルスを彷彿とさせます。とある1月の厳寒期、猛吹雪のトロント(カナダ)からLAに行って、こんな風景、半袖姿の人を見て、思わずここは天国だなあと思ったっけ・・・
■鹿児島のうまいもの
今回泊まったのは城山観光ホテル。いいホテルでした。
温泉(展望風呂)をたっぷり楽しみ、薩摩料理を楽しみました。
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左:鹿児島名産の晩酌セット:幻の焼酎3種(森伊蔵・伊佐美・村尾)、にがごりと黒豚の味噌炒め、さつま揚げ、キビナゴの塩焼き)、中央:とんこつ、右:奄美鶏飯(おだしをかけていただきます)
※もう一件お勧めのお店。JR広報誌に載っていた黒豚トンカツのお店「丸一」。市電高見馬場下車すぐ。ワシントンホテル隣の鹿児島銀行のビル地下1階。とにかく絶品でした。柔らかくてジューシィで。これまで食べてきたトンカツは何だったんだと思わせる味。ご主人ちょっとおっかなくて(と見えた、でも他のお客さんとは気さくに話されていたけれど)カウンターだったので、写真ありません。
□鹿児島県南西部、薩摩半島の南まで行ってみました。
■指宿(いぶすき)で砂蒸し温泉に入りました
さて、いよいよ念願の砂蒸し風呂です! 浴衣に着替え、(顔が焼けないようテントの張られた)砂場(?)へ。作業員さんが掘って下さった浅い穴に浴衣のまま横になります。その上にスコップでどさっ、どさっと砂が(その重さに思わず、もうだめだっと思ってしまった ^^;; よく推理小説とかである埋められるシーンを思い出して、そらあきらめるはなあとか)。なかなか重いです(数十キロだそう)。そのうちじわじわっと暑くなってきます。だいたい15分程度横になっています。 |
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砂でたっぷり暖まったら、(浴衣のまま)海の見える露天風呂(←)、シャワー(新しい浴衣に着替え)、建物最上階の展望風呂(→)と進んで、コース完了。
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いや〜 面白かったぁ。大満足です ^-^
■池田湖 イッシーと大うなぎ
池田湖まで足をのばしてみました。 まずは、イッシー(池田湖に住む?恐竜)の銅像と記念撮影。
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おっ 湖畔に「世界一うなぎ」の看板が。 (湖畔のレストハウス内の)大うなぎとご対面。なかなか大きいです(一緒に写っているたれちゃんの身長は12cm)。
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池田湖には観光バスが沢山来ていました。観光用か、たくさん花畑があったので、写真を撮ってみました。 |
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■知覧(ちらん) 武家屋敷の町並み
すっかり夕方になってしまいましたが、大急ぎで、知覧武家屋敷にも行ってみました。
江戸時代、薩摩藩では武士団を分散して統治にあたらせましたが、その集落(外城)の一つです。薩摩の小京都と呼ばれる、建設省が「優れた環境で美しい景観」(日本の道百選)や「人と風土が育てた家並み」(手作り郷土賞)を評価している町並みが残っています。
なんだか時間が止まってしまったような、何とも懐かしい気持ちを起こさせる町並みです。
実際にお住まいのおうちがほとんどですが、お庭や一部の建物を拝見できるようになっています。外国からのお客さん(韓国や南米など)が多かったのも印象的でした。
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←川の畔の大いちょう。桜もほころんできました。→このあたりは河童伝説があるのかな? とある敷地の入り口に置かれていた河童のオブジェ。 |
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□楽しかった旅も、そろそろ終わり
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いよいよ旅も終わりに近づきました。鹿児島に着いた頃にはまだ堅いつぼみだった桜も、ずいぶんほろんできました。
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駆け足だったけれど、鹿児島の風景、名物に触れることのできた
3日間でした。楽しかったね。また、いつか、遊びに来ようね。
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