2001年3月  新旧デジカメ比較

 昨年の12月、カシオのQV-2800UXを購入しました。結構気に入っていたのですが、少しかさばるなあという点は気にいりませんでした。デジカメを持つと、かなり荷物がかさばってしまうのです。(まあ、たれも連れていくからということもあるのですが)
 ところが4月から長期出張に出かける友人が、デジカメが欲しい、でも本当に自分が欲しい機種は(発表はされているが、発売が)4月以降にしか出ない、どうしようという話をしだしました。現行機種の中ならQV-2800かな、でも2人とも同じの買っても面白くないねという風に話が進み、結局、じゃあ、1台軽いのを買おうということになったのです。
 いくつか候補はありました。
 ただ、難しいのは、「軽い」と「画質がよい」、さらには「ズーム機能もついている」というのは両立が(2001年3月現在では)無理ということでした。
 最終的に購入したのは、「保存はコンパクトフラッシュ」だけれど、(単三が使いたいけれど)「電池はリチウム」の、光学ズーム機能はない、カシオのXV-3でした。
 決め手になったのは、カシオを応援したいということに加え、軽量なこと、ズームはないけれど334万画素なのでカバーできるんじゃないかと思ったこと、カシオのPC転送ソフトは使いやすいこと、そしてバーゲンになっていたこと(約2万円で購入)でした。

 さて、両者を使ってみての感想です。
 XV-3は2000年春の、QV-2800は2000年秋の製品ですが、ある意味で、買うならやはり新しい製品と言えそうです。
 画素数は、XVが334万画素、QVが211万画素ですが、うーん、かえってQVの方がきれいに写る場合が多いですね。その理由の一つは、XVの方は、若干焦点が合わせにくいからと思います。QVではまずなかった失敗写真を撮ってしまうことが何回かありました。(しかも、悪いことに、XVは撮影モードと再生モードの切り替えがしにくいし、時間がかかるので、ついついチェックせずに撮影を続けてしまい、後でありゃりゃということになることがありました。) あと、色合いが若干違うこと。(私の好きなのはQVの色合い。ただし、これは好みの問題です。) そして、もう一つの大きな問題がズームの有無です。やはり、光学ズームは必要ですね。デジタルズームは、操作も面倒だし、webにおく画像程度の大きさでも粗さがめだちます。

 というわけで、現在の私個人の評価としては、コンパクトなことをのけると、完全にQVの方が上と思っています。(あと半年くらいはXVを使わざるを得ないのですが。) 

 画像を見ながら説明していきます。特に断らない限り、オートフォーカスモードの写真、左側がXV-3による画像、右側がQV-2800による画像です。
 XVで焦点合わせを失敗した例です。白っぽいところて焦点合わせをすると、ぼけた写真を撮ってしまうことがあるようです。
 紫は発色が難しい色として知られていますが、両者とも、デンドロビュームの色合いが全然出ていません。(赤味が消えてしまっている。)比較すると、XVの方でより青色が勝ってしまっているように思います。
※ 以下の画像、修正は何もしていません。

  

 焦点がきちんと合えば、web上の写真の場合、ほとんど差は見られません。 ただ、若干、XVの方が明るめ(白味の強い)写真になるようです。(この程度の差は、簡単に修正できますが)

  

  


 上で写したウォールポケットの拡大画像です。左から順に、XVのデジタルズーム3.2倍(最大)、QV の光学ズーム約4倍、QV の光学ズーム8倍(最大)です。
 この大きさにすると目立ちませんが、倍程度に大きく表示すると、web上の画像であっても、XVのズーム画像では粗さが目立ちます。また、いずれの機種でもデジタルズームは面倒な手順を踏まねば設定できませんが、QVの光学ズームはレバーを操作するだけで簡単に行なうことができます。QVの場合、最大で光学ズーム倍、デジタルズーム4倍の32倍ズームを行なうことができますが、よほどの望遠をする場合でなければ8倍までで充分ですから、面倒な操作をする必要がありません。

     



 さて、ここまではオートフォーカスの写真を例に話を進めてきました。しかし、XV-3の弱い部分は、自分で絞りや露出を調整することをいとわなければ、かなり克服できるのかもしれません。次の写真、左はオート、右はヒストグラムを見ながらマニュアル調整をした写真です。

     

右は、ちょっと修正しすぎという感じもします。当日はかなりよいお天気でしたが、この青空は少し不自然に青すぎますから。(なお、XVについてのレポートをweb上に載せておられる方が何人かおられますが、色がくっきり出過ぎると書かれている方が多かったです。白っぽいのになあと思っていた私は、この段階で納得でした。) ただ、オートの方の白っぽい空は、全然写せていないと言わざるを得ない色合いです。

 ちょっとおまけです。XVでも、QVでも、フィルタ機能というのがあります。これは、風景等を撮るとき(風景モード)で、カラーフィルターをかけて撮影することができるという機能です。上の白っぽい空の写真が、それぞれ次のように変化します。(順に、フィルターなし、ピンク、赤、黄、青、緑のフィルターをかけた写真です。)

     

        

変わるものですねえ。遊びとして使ってみると面白そうです。
ただ、風景を撮ると言う意味からは、上の右、露出をきちんと合わせた写真が(当然のことながら)一番自然に近い写真と言うことになりそうです。