1年ぶりのチーズセミナー
   at 阪急デパート・イベントホール「ミューズ」
  2004年3月


 阪急デパートのチーズ売り場「フロマージュ」の改装に合わせて行われたチーズセミナーに出かけてきました。 講師は、フランス在住の磯川まどかさん。いろいろ興味深いお話を聞きながら、7種類のチーズを、白赤ワインに合わせて食べました。
 「フロマージュ」の目玉は、とても熟成のいい(フランス国内で4人だけしかいないMOF(最優秀職人)を取ったチーズ熟成士のうち、、唯一の女性 熟成士が作る)チーズを直輸入していること。当然、試食のお楽しみはその点に集まりました ^-^

  (以下、画像はクリックすると、大きな画像が見れます。)
  (今回のお供は、ブランコたれ、携帯クリーナーたれ、リュックたれの3たれです。)


 セミナーが開かれたのは、ミューズホールというちょっとしたイベントの出来るスペース。参加されたのは30名(うち男性は3名。平日の昼でしたから、女性中心、年配の方が中心でした)。
 前には、教卓?やホワイトボード、素敵なチーズ関連グッズのディスプレイが置かれています。

(教卓の上の、ディスプレイ)

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(講師の磯川先生、ホワイトボード−講義終了後−や、ディスプレイ)

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(チーズ関連グッズのディスプレイ)

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(部分、部分を拡大)
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 チーズをよく7種類に分けますが(1.フレッシュ、2.白カビ、3.ウォッシュ、4.山羊、5.青カビ、6.セミハード、7.ハード)、残念ながら良い状態の物がなかった3.ウォッシュ以外のいろいろなタイプのチーズを食べることが出来ました。
 チーズのラインナップは

  1. リコッタ(フレッシュ)
  2. クロミエ(白カビ)
  3. クロタン・ド・シャピニョル(山羊)
  4. ロックフォール(青カビ)
  5. ロッシュバロン(青カビ)
  6. モルビエ(セミハード)
  7. ラヴォール(セミハード)
  8. コンテ(ハード) 18ヶ月の物、24ヶ月の物
の8種類。

   リコッタです。
とても素直な、やさしい、クセのない味でした。
蜂蜜やイチゴと合わせてみてくださいとのこと。

   クロミエ。ある側を見ると(←)菌が入ったのか中に白い部分が出来ています。状態悪いのかなと不安でしたが、その部分はぴりっときたものの、他の部分はとても良い出来でした。まだ若いチーズでしたが、風味が素晴らしかったです。→は反対側。   

   クロタンです。色白で、とてもきめ細かいチーズ。2つあるのは熟成の度合いが違います。私はよく熟成した方をいただきましたが、クセのない爽やかな味で、白(マコンのシャルドネ、2002)にぴったりでした。   

   ゴルゴンゾーラ。こんな風にカナッペの状態にした物をいただきました。まだまだ若い感じでした。
こちらは羊のミルク、次のロッシュバロンは牛乳製なので、いろんな味を比較しながら楽しめます。

   ロッシュバロン。始めて食べました。皮が白いのは灰をまぶしてあるからだそうです。
牛乳だからか、とてもやさしい風合い。青カビが苦手の方がチャレンジするのにいいかもしれません。
  

   モルビエ。真ん中のラインが特徴的です。とても素直な味で、青カビ以降は赤ワインと合わせたのだけれど、白とでも合うんじゃないかな?(赤は名前を聞くのを忘れていました)    

ラヴォール、これも初挑戦でした。くせのない、素直な感じのセミハードチーズ。誰でも抵抗なく食べられるんじゃないかな。       
上で講師の磯川先生が手に持たれていたのが、熟成の違う2種類のコンテ。今回は18ヶ月熟成のものだけでなく、24ヶ月物も食べれて比較できて、ラッキーです。
   ←手前の短く切った物が若い方、長い状態の物がより熟成した物。→24ヶ月の方は、ぷつぷつと旨み成分の固まりが見えます。18ヶ月の方ももちろん美味しいんだけど、24ヶ月の方はもう絶品でした。これも白にでも合いそうな感じ。   


そんな感じで、2時間の予定のセミナーはあっという間に終わりました。
帰りに、磯川先生が書かれた本(サインもいただけます)やチーズも購入できるようになっていて、お腹もいっぱい、頭も新しい知識でいっぱいになった、楽しい時間でした。